HII Public Forum 研究集会


タイトル: 「HII Public Forum/HII Cloud事業検討会中間報告会」
日時: 2011年12月17日 13:30~17:45
場所: 東京医科歯科大学 M&Dタワー21階  大学院講義室1
世話人: 田中博・荻島創一(東京医科歯科大学)、 前島敏正(MACメディカルの会)、
神沼二眞(サイバー絆研究所)
参加費: 無料(ただし希望者には、ICAの 個人賛助会員の年会費として5,000円の納入をお願いします)
交流会に参加される場合、各自の食事代(5,000円以内を予定)をお願いします。

開催趣旨

NPO法人サイバー絆研究所(ICA)と東京医科歯科大学の田中博研究室は、後者が実施した人材養成プログラムの受講生OBらに呼びかけ、健康イノベーションへの積極的な取り組み(Health Innovation Initiative, HII、ハイ)の一環として、「生活者個人が、専門家の支援を受けて、『自らの健康を自らの積極的な関与で維持してゆける』ような、社会的な仕組みをつくる」、実験を行えないか、検討してきました。そのための会合(勉強会)は、過去3回開催されましたが、第4回となる今回は、この課題に関心をもっておられるさまざまな立場の方々の参加をえて、これまでの討議を振り返り、より具体的な行動計画を立てることを目標に、活発な情報と意見の交換を行いたいと考えています。

プログラム案 ※Workshop(時間配分の目安を示しています、演題などは仮題であり、変更がありえます)
13:30 -14:00 ICAとHII Cloud事業の概略、神沼二眞(ICA)
14:00 -14:30 「DIPEx:そこには,患者にしか語れない言葉がある」
   別府宏圀(NPO法人健康と病いの語り ディペックス・ジャパン)
14:30 -15:00 ゲストの講演:面目が一新されている健康の科学
   根本直(産総研)、荻島創一(東京医科歯科大)
(休憩)  
15:15-15:45  ICTの進歩と健康医学に関わる最新情報知識の流通
15:45-16:15 個人の健康および診療記録の自己管理の基盤システム
16:15-16:45 Mobile/Ubiquitous/Cloud技術のインパクト:健康医学知識の流通とWearable/Wireless計測装置による健康状態モニタリングサービスなどについての調査報告
16:45-17:15 健康計量学研究会の立上げ
17:15-17:45 討議のまとめ

交流会(事前登録者予約者)**定員に達した為、締切とさせていただきます
18:00-20:00 会食と名刺交換などの交流

参加申し込み、問い合わせ
下記申込みフォームよりお申込みください。
※この研究集会の参加者の取りまとめは、NPO法人サイバー絆研究所(ICA)の研究集会担当者が行っております。
※会場の関係で席の余裕は40席ほどですので、先着順に受け付けさせていただきます。満席となりましたら、申し込みを締め切らせていただきます。
日時:12月17日
タイトル:「HII Public Forum/HII Cloud事業検討会中間報告会」
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詳細情報および資料案内

「健康イノベーションをめざした活動」についての研究集会
HII Public Forum/HII Cloud事業検討会中間報告会 案内

会合の性格
この会合は、東京医科歯科大学田中博研究室を基盤として実施されたJSTの支援による、バイオ医療オミックス情報学人材養成プログラムに関わった神沼が、田中教授と、主にこのプログラムの受講生OBら、関係者に呼びかけて発足させた勉強会ですが、同時にNPO法人サイバー絆研究所(ICA, Institute for Cyber Associates)が立上げようとしている健康イノベーションへの取り組みでもあります。

この活動には、専門家の交流を目的とするHII Computing Forumと、専門家と非専門家の双方を含む交流をめざすHII Public Forumの2つの事業が構想されています。その後者の基本構想の概要は、すでにウエブサイトに掲載されていますが、その中で研究開発的な色彩の強い事業が、ハイ・クラウド事業HII Cloud Projectです。この会合の前提となる、これまでの勉強会は、HII Public ForumとHII Cloud 事業のウエブサイトにあるICAの事業構想を背景として、議論がなされてきました。

その結果として、いくつかの行動目標が新しく見えてきました。これは、勉強会の大きな成果だと考えております。12月17日(土)の会合では、こうした勉強会の成果をまとめ、それらをさらに掘り下げて、具体的な行動目標を浮かび上がらせることができたらと期待しています。これまでの議論との大きな違いは、各行動目標についての時間的な要素と、活動資金や支援体制logisticsについても考察することです。これらは、実践を前提にすれば、当然考えておかなければならない課題であります。しかし一方で、これまでの勉強会的な雰囲気で続けたい課題もあります。この2つの流れをうまく整理しておくことも、この会で行っておきたいと考えています。

背景資料
(1)バイオ医療オミックス情報学人材養成プログラム(http://bio-omix.tmd.ac.jp/)
(2)サイバー絆研究所の主サイト (http://join-ica.org/ica/index.html)
(3)HII Computing Forum (http://join-ica.org/hiicomp/)
(4)HII Public Forum  (http://join-ica.org/hiipub/index.html)
(5)HII Cloud 事業(http://join-ica.org/hiipub/project/cloud.html)
(6)これまでの勉強会の討議内容は、当日までに準備する予定。

予定している検討課題の一部
(1)健康と医学に関わる最新の情報と知識を生活者に伝達する効果的な仕組みづくり。
(2)生活者あるいは患者が参加した健康や診療記録の自主的な管理に関する事業。
(3)先端的な健康法に関する情報交換と実践活動の進め方。
(4)上記に関係した先端的なICTと関連技術の活用法、とくにWearable/Wireless Sensor とMUC技術を組み合わせた、新しいサービス(注: ここでいうMUCとは、Mobile/Ubiquitous/Cloudの略で、スマートフォン、タブレットPC,クラウドなどの融合技術を意味する)。
(5)HII Computing Forumと連係し、健康計量学研究会の立上げに協力すること。

参加資格
勉強会から出発しているこの会のこれまでの参加者は、ICAの関係者、東京医科歯科大学田中博研究室の関係者、バイオ医療オミックス情報学人材養成プログラム受講生OB、MACメディカル会の関係者などですが、この会の趣旨に関心をお持ちの方は、会場の席に余裕があれば、どなたでも参加できます。ただし参加希望者は、必ず事前に申し込んでください(申し込み手続きへ)。なお、さらに詳しい資料は、当日までに用意する予定でおります。