CBI学会2016年大会 フォーカストセッション | ≫CBIフォーカストセッションFS4-2 |
「次世代ヘルスケアをめざしたD2Kサイエンスのフロンティア」
日 時 | 2016年10月26日(水) 16:00-17:30 |
会 場 | タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4-1-1)4階401会議室 |
モデレータ | 中井 謙太(東大医科研)、神沼 二眞(ICA) |
参加資格 | この集会は、CBI学会2016年大会の一部「フォーカストセッション」として実施されますので、参加者は大会への参加登録が必要になります。 ≫≫CBI学会2016年大会の案内へ |
16:05-16:30 | 「 診療機関の医療データ(EMR)と個人が収集した健康医療データ(PHR)」 田中 博(東北大学、東北メディカル・メガバンク機構) |
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長い歴史のある、病院など診療機関における記録の電子化(電子カルテ)の現状や東北メ デイカルメガバンクにおける大規模な前向きコホート研究のためのデータ収集の経験を踏 まえ、新しい波としての EMR と PHR との統合の可能性について解説する。 |
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16:30-17:00 | 「医療機関へのスマートフォンの大量導入」 畑中 洋亮(東京慈恵会医科大学、先端医療情報技術研究講座) |
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慈恵医大では、昨年4月に寄附講座として「先端医療情報技術研究講座」を設置し、10月からは iPhone3,400台を全4病院の臨床現場に導入、臨床現場からの医療改革を開始している。 現代人の多くが保有するスマホを中心とする新しいICTが、患者や医療従事者へ具体的に貢献 する新しい「医療と研究」のカタチをどのように生み出そうとしているかを紹介する。 |
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17:00-17:30 | 「がん診療へのNGSとIBM Watsonの利用」 古川 洋一(東大医科学研究所、臨床ゲノム腫瘍学分野) |
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東京大学医科学研究所では、昨年 7 月より IBM が開発した人工知能 Watson(Watson Genomic Analytics)を日本で初めて導入し、がん患者の診療における有用性を検討する共同研究を開始した。本発表では次世代シークエンサー(NGS)解析で得られたがんのゲノム情報を、Watsonを利用して解析した経験を紹介する。 |
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17:30- | 総合質疑 (延長可能な時間内) | |
以上の紹介事例は、医療だけでなく、医薬品の開発、薬の適正使用、Precision Medicine, Personalized Medicine, Personalized Nutrition(個人に適した食事の助言)など、幅広い領域で参考になると思われる。そのような観点から近未来の課題も含めて、質疑を交えて理解を深める。 |