シリーズ 「薬づくりの新しいR&Dモデルを探る」
第4回「ICT活用のフロンティアと求められる人材」

日 時 2014年9月25日(木) 13:30-17:00
会 場 東京医科歯科大学 MDタワー2階 共用講義室1
世話人 多田幸雄、中井謙太、田中博、神沼二眞
開催者 キャドゥアライアンス CADU Alliance(サイバー絆研究所)
共催 CBI学会、日本オミックス医療学会、日本バイオインフォマティクス学会
参加費 ¥3,000
    ※ 学生、および、当シリーズ3回連続(第1〜3回)参加者は無料です。
    ※ 参考書籍「薬づくりの未来」を、参加者当日販売に限り、定価6,480 円(税込)のところ
    5,000円で提供いたします。

開催趣旨:
かつての薬づくりは、薬学者とくにMedicinal Chemistsの仕事というイメージが強かったが、いまやビッグファーマの研究者に占める生物学系研究者の割合が50%に近くなっているという。さらに重要性が増しているのがICTの活用である。ICTの指数関数的な進歩は、ムーアの法則と表現されるが、生物医学を牽引するゲノム配列解析の進歩は、それを上回る割合だと評価されている。かくして生物医学も薬づくりも、その基盤は“Genome x ICT ⇒ Innovation”という構図になっている。薬づくりに計算機を活用しようとする試みが活発になったのは1980年頃からである。そうした活動は、その後いくつもの研究会や学会の結成に発展してきた。しかし、薬づくりのR&Dモデルそのものが、大きく変貌しようとしている現在、ICTの活用も大きく変化し、1970年代から始まった医療情報学Medical Informaticsが発展した臨床情報学Clinical Informaticsに合流しようとしている。それは、Genome x EMR/PHR = Big Data、さらにBig Dataから意思決定に必要な知識の生成という構図として捉えられている(EMR/PHR: Electric Medical Record/Personal Health Record)。そうした潮流の変化によって、新しい学際的な研究領域や雇用に直結する専門領域が続々と生まれ拡大しようとしている。それに伴ってイノベーションの推進役となる人材をどう養成するかが、緊急かつ重要な課題として浮上してきた。この会では学際流域の発展に尽力されてこられたバイオニアの方々に参加してコーディネータとなっていたただき、潮流の変化とそれへの対応を探ることとした。研究マネジャーだけでなく、計算化学やバイオインフォマティクス、情報および計算工学などの学際領域にいる若手研究者の参加を期待する。
≫≫ 第4回「背景資料」
≫≫ 第4回「背景資料 2」
≫≫ 参考資料1.<CBI Forecast:2011 年8月4日: CBI から New Medical Informatics へ
≫≫ 参考資料2.<ICA シリーズ研究講演会 Visionary Seminar 「薬づくりの新しい R&D モデルを探る」>
    第2回「オープンコースによる人材育成」―背景資料: 新しいフロンティア、新しい専門家、新しいパ ートナーシップ
プログラム (仮の案)  
13:20-13:35 「開催挨拶と提言」 
     
13:35-14:15 「計算化学と計算創薬のクレバスをどう埋めるか」
    コーディネータ
多田幸雄(東京大学創薬オープンイノベーションセンター)
14:15-15:00 「Bioinformaticsの領域から人材と雇用を考える」
    コーディネータ
中井謙太(東京大学医科学研究所)
講師
永田宏次(東京大学)
(休憩)
15:20-16:05 「ゲノム医療時代の臨床研究に関わる人材養成と雇用の機会」
    コーディネータ
田中 博(東京医科歯科大学)
16:05-16:50 「討議:薬づくりとICT活用の学際領域の専門性と雇用の機会」
16:50- 「閉会挨拶」

◆交流会のご案内
日時:9月25日(木)17時30分〜19時
場所:ガーデンパレスホテル バー「プラネット」
参加費:3,000円 (税込)予定<軽食/飲み放題> 
    http://www.hotelgp-tokyo.com/rest/planet.html
    電話:03-5684-6566 (東京医科歯科大学の北門を出てすぐ)
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