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ハイクラウド計画
ハイクラウド計画は、生活者が、自らp-Medicine 時代の到来を加速し、そこに生まれてくるサービスの最初の受け手となろうとする試みです。

ICAの健康関連事業であるハイクラウド計画は、生活者が、自らp-Medicine 時代の到来を加速し、そこに生まれてくるサービスの最初の受け手となろうとする試みです。ハイクラウドのハイは、Health Innovation Initiativeを略したHIIであり、クラウドは、インターネット上のクラウド環境のことです。ハイクラウド計画は、クラウド環境を基盤とした健康イノベーションへの取り組み、Cloud for loudを意味します。

現代の生命科学は、ゲノム解読とそれに随伴する技術と、情報通信技術(ICT)が相乗して、劇的な進歩を遂げています。そこから生まれてくる新しい医療は、ディジタル医療あるいは、p-Medicine(ピーメディシン)になるだとうと予見されています。それは、予測的predictive、予防的preventive、個別的personalized、参加型participatoryの医療を意味します。この近未来医療がこれまでの医療と決定的に異なるのは、健康や医療や介護サービスの受け手である、患者あるいは生活者(健康医療介護サービスの受け手)の、積極的な参画が望まれていることです。

しかし、そのためには、生活者自身が、自分たちが受けるサービスの本質を理解していることが求められます。つまり生活者の健康や医療の知識を高めることが、p-Medicineのような近未来医療を実現する前提となります。これは一昔前までは、とても不可能なことでした。けれどもICTの進歩と欧米での健康情報公開政策は、これまでは専門家だけのものだった健康や医学の情報や知識を、極めて安価かつ簡便に入手できるように変えました。このことにより、生活者がp-Medicineを基盤する健康イノベーションに参画する可能性が開かれてきました。

ハイクラウド計画は、生活者の積極的な関与により、急性期医療への需要の集中を抑制し、生活者の自立性を高め、できるだけ自らの努力で健康状態を維持するよう行動すること後押しすることです。そうした努力がなければ、国の医療財政の破綻、良心的な医療従事者の消耗、サービスを受けられない高齢者の急増、都市部の介護サービスシステムの崩壊が危機に見舞われる。現実になってくると思われます。

ICAでは、行動する生活者の先進的なモデルとなる生物医学系の研究者や、ICTなどの専門家を募集しています。ハイクラウド計画では、これらの方々を、「進取の気性に富んだ積極的に行動する専門家、Proactive Professional Consumers、略してPPCと呼んでいます。また、これらのPPCの活動に協力してくれる医療や薬学系の専門家も募集しています。ハイクラウド計画では、サービスの受け手となるPPCに、計測機器や(健康への)介在手段、データの管理、データ解析、活動資金の援助などで、協力してもらえる企業、大学、研究機関も募集しています。
事業項目
1.p-Medicineと生活者の役割に関する調査研究
  • p-Medicineとは、どのような医療なのか?
  • 生活者とp-Medicineとの関わり
  • 情報と意見の交換
  • 提言や報告書の刊行
2.研究者と生活者の双方が参加する、学術と啓蒙を目的とした年次会合を主宰する
  • バイオマーカーとヘルスメトリック研究会
  • 日本GET会議(仮称)
3.健康イノベーションの実践
  • ディジタル健康術Healthmetirx
  • 非感染症である主要疾患の三次予防 Tertiary Prevention
  • 心的ストレスへの対応